デジタルマーケティングの問題解決でぶつかるオフライン領域の課題

デジタルマーケティングの問題解決でぶつかるオフライン領域の課題
Web広告やSNSマーケティング、ECなどの問題解決を進めていると、行き着くところは、商品力やサービスの質、価格、プロモーション内容の問題など、オフラインマーケティング領域の課題になります。根本的な問題を改善しない限り、解決しないケースが多発します。

集客を倍増させるほど
ブランドイメージがマイナスになる

集客を倍増させるほど
ブランドイメージが
マイナスになる

Web広告のキーワード選定や配信スケジュール、広告文や画像の状態が健全な場合、求める問い合わせや購入につながらない原因は、着地ページに問題があることがほとんどです。
さらに、着地を改善した先にあるのは、商品力や価格、プロモーションなどオフラインマーケティングの課題になります。

品質に対して価格が見合わない

Web広告で集客を倍増させても、購入につながらないケースの原因に、商品やサービスの品質に対して価格が見合わない・高く感じるケースがあります。
同品質の商品やサービスを他社が安く販売・提供していた場合、ユーザーが、比較して競合に流れてしまうのは、当然の結果でしょう。

原因を放置して集客するとブランドとドメインの評価が下がる

前述の原因を放置したまま集客を増加させると、訪問したユーザーがブランドに対してマイナスイメージをもちます。実績につながらないだけでなく、集客するほどブランドの価値が下がってしまう事態に陥ります。
また、Googleクローラーからのドメイン評価も下がりますので、検索にヒットしにくい状態をつくってしまうという、マイナス環境を発生させます。

解決するには
オフラインマーケティングの視点が必要

集客を倍増させるほど、ブランドイメージがマイナスになる状態を打開するには、問題をオフラインマーケティングの視点で解決する必要があります。

価格施策・値下げは可能か

競合と比較して同品質で価格が高い場合は、オフラインマーケティングの「Price・価格施策」が該当します。単純に価格を下げることができれば、問題は解決しますが、なかなか、簡単には下げられません。

販促施策で改善

価格が下げられない場合は「Promotion・販促施策」として、試供品をプラスする、ノベルティなど景品をプレゼント、期間限定のクーポンを配信する、など、プラスONEの魅力で、注目を集めたうえで、競合との価格差を一時的に縮める手法を実施します。

商品施策で競合と比較できない状態に

「Product・商品施策」として改善を進める場合、付属品をセットにする、または、関連アイテムとセットにする、などにより、価格の妥当性を高め、単純に競合と価格比較ができない状態にする方法があります。
この方法は、商品を改良することなく問題を解決できる手段の一つです。ポイントは、商品の品質と価格をプラスアイテムでマッチングさせ、ユーザーに魅力を感じてもらえる商材に仕上げることです。

まとめ

私は、Webリサーチャーとしてのスキルと経験があります。広告代理店の調査案件で、Web広告の効果検証をエンドユーザー(モニター)対象に、調査企画・実査をしました。このリサーチ結果をもとに、クライアント向けに問題点の解決策をリポーティングします。
デジタルマーケティングの成果が見込めない状態で、最初に市場や競合分析を実施する企業様は、なかなかありません。
もし、ハイブリッドマーケティングの視点で課題解決に取り組んでもらえる専門家がいれば、早期に根本的な問題を発見して、可能な対策を実施できるでしょう。

2024年12月11日
IMCマーケティング研究所
代表 高山佳典

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